地中熱って?

■ 地球は熱球=地中熱の存在

「土は冷たくて温度が逃げる」の非常識

地球の断面図地球は約46億年前に数多くの微惑星がぶつかり合って合体し、熱を内部に貯め込んだまま表層部が固まった惑星です。このため中心部には絶対温度6000K程度=約5730℃という非常に高温のコア(核)があり、地中熱というものが存在します。

1年を通して温度変化するのは、地球の表層部のごくわずかな部分だけです。露天の場合は表層10mだけが温度変動します。直径約12,700kmの地球を直径1mのボールと仮定すると、その皮の表面の0.0008mm(一万分の8ミリ)にみたない部分だけが温度変化していることになります。その表面温度の変化が、二次的に気温に影響して夏や冬という季節を創ります。

「地中熱」とは大地に蓄えられた太陽熱エネルギー

「地中熱」とは、地下の温度が一年を通してほぼ一定であることを利用し、地上との温度差を利用した熱エネルギーであり、広義では、地盤に時間をかけて蓄えられた太陽熱エネルギーです。
この特性を活かして、外気と比較して夏は涼しく冬は暖かく感じる室内温度をつくり出し、冷暖房エネルギーを大幅に削減することが可能です。
さらに、太陽光や風力を発電に利用する場合は天候や立地条件に大きく左右されてしまいますが、「地中熱」は、年間の気温差と地盤があれば低コストで簡単に得られる、最も安定性の高いエネルギーといえます。

建物の地下では、日射や夜間の放射冷却の影響を受けにくいため、地下2m程度でも年間を通してほとんど温度は変化しません。地下2mでは外気温の影響を受けるが、地下9mでは外気温の影響はほとんどなく、その土地の平均気温とほぼ等しくなります。
一方で、地下5mでは、外気温が浸透するまでに半年近くの時間を要するので、夏は平均気温より少し低めの、冬は平均気温より少し高めとなります。

地中熱を利用して建物の基礎空調を行う。

床の段差をなくすことがバリアフリーではありません。
住まいの本当の快適さは「温度のバリアフリー」から生まれます。
家の中が、いつでも、どこでも常に快適な温度に保たれていること。
しかも、その快適さを省エネルギーで実現すること。