実践 失敗しない住まい創り 1

1.まずは家づくりの流れをつかむ!

(設計から建物完成までは約1年近くかかる)
何事も順序があります。家づくりに関する全体のプロセスを把握することによって、心に余裕ができ不安感は薄れます。
家づくりはけっして難しものではありません。

2.図面を読みとることによって家がみえてくる。

絶対に業者任せはいけません。少しでも図面を読みとることによって自分の家が観えてきます。
せっかく理想の家を建てる機会なので、楽しく勉強しましょう。完成時には建築士の免許が取れるくらいの知識があればいいなと思います。
以前、私が請けた施主様の中で、本当にに2級建築士に合格された方がいます。

3.住宅の基本性能を知ることによって完成度が上がる。

住宅性能表示が全てとは言いませんが、建築レベルのものさしとしては、現在一番、信頼性があります。せめてこの性能レベルはクリアしたいものです。ちなみに、1.構造の安定、2.火災時の安全、3.劣化の軽減、4.維持管理への配慮、5.温熱環境、6.空気環境、7光、視環境
8.音環境 9.高齢者への配慮、10防犯への配慮といった、最低限の基準を考慮しなくてはよい家とは言えないでしょう。

4 本当に健康的な家を造るためにすることとは?

ずばり、高温多湿、日本の風土の弱点をカバーできる家。断熱と換気をしっかり計画された家と自然素材にあふれた家でないでしょうか。
しかし、この単純明快なことがなされていないのです。日進月歩、工法は向上していますが現場で浸透されていないケースが多いのが現状です。要は、工法そのものが良くても施工方法に誤りがあれば、まったくが意味がありません。
こういったことを考慮すると、やはり工法をしっかり理解されている業者を選定するのが重要課題です。

5.結露のしない家をつくるにはどうしたらよいか?

前項とダブリますが、まさしく通気性のよい家造りです。
ひとえに通気性のある家といっても色々なやり方、工法がありますので、一概に言えませんが理に適ったよい方法は何通りかあります。

6 シロアリの被害を防止する建物とは?

シロアリ被害は本当にいやものです。何としても防止したいものです。
防止方法は多種多様ですのでよく理解して納得して選定すべきだと思います。
例として、材木の品種、防蟻処理、特殊塗料、液体ガラス塗料(東大教授研究)等、その他通気工法等、色々な防蟻方法があります。
正直のところ、あくまでも防蟻であって、絶対寄り付かないという絶対保証はありません。(せいぜい10年保証でしょう)
絶対安心と言い切っている工法もありますが、施工方法や立地条件にも左右される場合がありますので何ともいえないのが現状でしょう。

引用:「家づくりの基礎知識」(監修:中村義平二 発行:建築資料研究社)